ブックシェア~自分を知り、他人を知り、拡げられる場
ブックシェアという本を共有し合う集まりに参加してきました。
この会は自分が面白かったと思う本を紹介しあって、
興味のあるものを借りることができる場です。
今回は2回目の参加だったわけですが、
参加するたびに面白い発見があります。
一つ目は、自分が好きなものだったり、影響を受けた本のことを、
なぜそう思ったのかを振り返る機会になることです。
人にオススメするためには、自分がどう思ったかを
整理するプロセスが不可欠です。
このプロセスを通して、
自分を見つめなおすいい機会になります。
二つ目は、他人に紹介することで、
自分の思考の枠組みから一歩出ることができる要素です。
自分の立場からだけでなく、紹介する対象である他人の視点に立ったとき、
どういう表現をすれば届くのかを練りこむ必要があります。
つまり、プレゼンテーションの訓練になるわけですね。
そして、三つ目は、
そうした自分の価値観からは出会うことができない
本と出会える貴重な場となることです。
僕の本との関わり方を振り返ると、
ほとんどがはっきりとした目的意識を持ったうえで、
Amazon 様でポチっとしてしまう流れが多いと感じます。
あとは、Amazon 様が機械的にオススメする本をついでに
買っちゃったり、ソーシャルメディアで面白いとされてるものを
買っちゃったり、自分の周りにいる人からの影響で
買っちゃったり、ということがメインになってます。
そうすると、やはり偏ってしまうというか、
ものすごく意外な出会いをするチャンスはなかなか訪れません。
ブックシェア会では、
普段接点がない人たちが、
どう感じたかという視点で本と出合うことができるので、
意外な分野に興味をもつきっかけになったりします。
本というメディアを共有する体験を通して、
自分の嗜好を掘り下げて知り、
そこに他人という存在を介在させ、
さらに外からの影響で拡げるという意味で、
とても面白い場でした。
ちなみに今回僕がシェアした本は
ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書) で、
お借りした本は
福祉の思想 (NHKブックス 67) です。
アウトプットに対してのインプットが全く違ってて
改めて面白いですw
自分の中では繋がってるんだけどね。